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逆翻訳のやり方とは?プロセスや注意点も解説

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翻訳した文書が正しいかどうかチェックする際、翻訳スキルや外国語への知識がなければ、チェック精度に疑問が残るかもしれません。

そんなときは、「逆翻訳」というチェック方法があります。その効果は限定的ではあるものの、文章の内容によっては、翻訳精度の向上が期待できるチェック方法です。今回は、逆翻訳とはどのような作業なのか、目的や方法も含め解説します。

注意点も併せて解説するので、逆翻訳を実施する際は参考にしてみてください。

 

逆翻訳とは?基本と目的

逆翻訳は、翻訳作業におけるチェック方法の1つです。医療や法律などの専門性の高い内容の文章では、翻訳品質向上が期待できます。本章では、逆翻訳の基本と目的について解説します。

 

逆翻訳の基本

逆翻訳とは、翻訳した文書を再度、もとの言語に翻訳し原文と比較する作業です。たとえば、日本語(原文)→英語(訳文)→日本語のように翻訳します。

翻訳し直して原文と比較することで、伝えたかった単語・用語が正しく翻訳できているか確認できます。

ただし翻訳作業における一般的なフローというわけではなく、実際に行われている業界・業種は一部に限定されています。

 

逆翻訳の目的

逆翻訳の目的は次のとおりです。

 

<逆翻訳の目的>

  • 訳文の正確性を確認するため
  • 現地で不利益を生まないため

 

逆翻訳の主な目的は、原文が正しく翻訳されているか確認することです。原文と逆翻訳した原稿を比較し、相違ないことが確認できれば、翻訳の正確性が担保されます。現地の人も読みやすくなり、誤解を招くリスクも軽減されるでしょう。

また、特に医療や法律など専門性の高い分野においては、誤訳は健康被害・経済的損失を招くリスクがあります。現地の人が不利益を被らないよう、逆翻訳で訳文をチェックしましょう。

 

逆翻訳のやり方は?方法とプロセス

逆翻訳のやり方について、方法の種類とプロセスを解説します。

 

逆翻訳の方法は2種類

逆翻訳の方法には、以下の2種類があります。

 

<逆翻訳の方法>

  • シングルバックトランスレーション
  • ダブルバックトランスレーション

 

各方法の特徴について見ていきましょう。

 

シングルバックトランスレーション

シングルバックトランスレーションとは、原文・翻訳文を翻訳業者に渡し、逆翻訳を委託する方法です。翻訳業者は、翻訳文を逆翻訳した後、原文と比較しながら内容をチェック・修正します。

依頼者はチェック結果を受け取って、どこにミスがあったのか把握・確認できます。

 

ダブルバックトランスレーション

ダブルバックトランスレーションとは、原文のみを翻訳業者に渡し、翻訳~逆翻訳まですべて任せる方法です。原文を読むのは翻訳を行う人のみで、逆翻訳を行う人はチェックの精度を高めるために原文を読みません。

業者によっては、上記のようなチェック体制を整えていることが証明できる書類も発行されます。より精度の高い逆翻訳を求める場合は、ダブルバックトランスレーションを検討しましょう。

 

逆翻訳のプロセス

逆翻訳のプロセスは次のとおりです。

 

<逆翻訳のプロセス>

  1. 原文を翻訳する
  2. 第三者により、もとの言語に翻訳する
  3. 原文と比較して、単語・用語に問題がないかチェックする
  4. チェック後の検証結果が業者から提出される

 

ポイントは、第三者により逆翻訳されることです。逆翻訳を行う人が原文を読んでしまうと、原文に寄せて原稿を仕上げてしまう恐れがあります。

翻訳精度を高め、依頼者に信用してもらうためにも、翻訳業者では「ダブルバックトランスレーション」で解説したような証明書が発行されます。

 

逆翻訳の注意点

逆翻訳には以下の注意点があります。

 

<逆翻訳の注意点>

  • チェックできるのは文書の正誤のみ
  • 表現力や文書の流れが重視される原稿では、逆翻訳を活用する必要がない

 

逆翻訳は、文書で使われる単語・用語が正しく翻訳できているか、確認するための作業です。逆翻訳の結果、単語の意味が正しかったとしても、翻訳文が自然な表現かどうかは確認できません。そのため、専門用語が頻出する医療や法律などの専門分野においては、逆翻訳が効果を発揮します。

一方、表現力が求められる広告やブログ記事などの場合、ネイティブ翻訳者によるチェックの方が効果的です。翻訳する文書の特徴も踏まえたうえで、逆翻訳を委託すべきか判断しましょう。

 

まとめ

逆翻訳は、翻訳した文書に間違いがないか、確認するための作業です。原文と逆翻訳の原稿を比較することで、業界・業種は限定的ですが、単語・用語の誤訳の有無をチェックできます。

ただし、文書の表現性については判断できません。専門性があり、無機質な文書の方が、逆翻訳の効果を発揮できるでしょう。

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