クラウドソーシングで翻訳を外注できる?メリットとデメリットについて解説
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翻訳業務を外注する方法としては、「翻訳会社へ依頼する」ことと「クラウドソーシングで翻訳者を探して依頼する」ことの2つが主流です。今回は、翻訳会社への依頼時と比較しつつ、クラウドソーシングを利用して翻訳を依頼するメリット・デメリットを解説していきます。
クラウドソーシングとは?
クラウドソーシングとは、仕事を外注したいクライアント(企業または個人)と、仕事を請けたいワーカー(主に個人)をマッチングするサービスです。イラストレーターや翻訳者、フォトグラファーといったさまざまな業種のワーカーが登録しており、翻訳者も多く見つけることができます。
クラウドソーシングで翻訳を依頼するメリット
クラウドソーシングで翻訳を依頼することには、翻訳会社への依頼では得にくいメリットが2つあります。
依頼料を安く抑えられる
クラウドソーシングには、翻訳会社に依頼するよりも安い料金で翻訳の案件を請け負ってくれる翻訳者が多くいます。基本的には依頼料と翻訳の品質は比例すると言えますが、依頼料は翻訳者の裁量で自由に決められるため、高品質な翻訳を低価格で提供している翻訳者が見つかるかもしれません。
翻訳者と直接やりとりができる
クラウドソーシングでは、依頼を請け負う翻訳者(個人)と依頼をする企業が直接コミュニケーションをとりながら業務を進めていきます。翻訳会社への依頼時のように他のスタッフを介さないため、翻訳者に対して直接細かな指示・要望を出したり、修正してほしい点を伝えたりしてより密に連携をとることが可能です。
クラウドソーシングで翻訳を依頼するデメリット
クラウドソーシングでの翻訳の依頼にはデメリットも存在します。特に、依頼をする企業側の手間や費用面に関するものが多いため、業務効率化やコスト削減を目的とした外注がかえって損失を生むことがないように注意しなければなりません。
募集・オファーの手間がかかる
クラウドソーシングで翻訳の外注先を探す方法としては、依頼内容をまとめた募集ページを作成して翻訳者からの応募を待つことと、条件に合う翻訳者を見つけて自らオファーを行うことの2種類があります。
募集・オファーのどちらを選んだとしても、翻訳会社への依頼に比べて翻訳者選定の手間がかかってしまいます。「翻訳業務を1から10まで丸投げしたい」と考えるのであれば、翻訳会社への発注の方が手軽で安心です。
個人のスキルレベルを見極める必要がある
クラウドソーシングに登録している翻訳者は、それぞれ翻訳のスキルレベルや経験値が大きく異なります。企業で経験を積んだのち独立したハイレベルな翻訳者もいれば、経験が浅い駆け出しの翻訳者もいるため、正式に依頼する前に過去の実績を確認したり、トライアルテストを課したりして一人ひとりの技量を見極めなければなりません。
一方で、翻訳会社に依頼する場合は、”翻訳会社に在籍している”という点で一定以上のスキルを持つ翻訳者であることが保証されると言えます。最初に会社自体の信頼性や評判についてリサーチしておけば、その後は安心して依頼から納品までの流れを繰り返すことができるでしょう。
ただし、翻訳会社に在籍する翻訳者の中にもレベルの違いはあります。より高品質な翻訳を求める場合は、経験豊富な翻訳者のアサインを希望できる上位プランを利用するなど工夫してください。
スキルの高い翻訳者への依頼はコスト削減につながらないことも
クラウドソーシングに登録している翻訳者は、依頼料としてどのくらいの額を求めるかを自由に決定でき、その金額に見合うサービスであると判断した企業や個人から案件を請け負っています。
つまり、依頼料が高い翻訳者はその分の価値があるサービスを提供していると言えるため、よりスキルの高い翻訳者を求めるのであれば、クラウドソーシングのメリットである「依頼料を安く抑えられる」が得られない可能性もある点に注意してください。
クラウドソーシングでの依頼が必ずしも翻訳会社への依頼より安く済むとは限らないため、求める品質と予算のバランスの見極めは必須です。
まとめ
翻訳をクラウドソーシングで依頼することには、依頼料を安く抑えられる、翻訳者と直接やりとりができるといったメリットが存在します。しかし、翻訳会社への依頼に比べて依頼側の手間が増えがちであるため、かえって業務を圧迫するような事態にならないように注意が必要です。
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