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人(翻訳者)とAI翻訳の違いとは?多言語プロジェクトの翻訳ガイド

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最近はAI翻訳の精度が上がり、多言語翻訳の依頼では翻訳サービスとAIどちらにすべきか迷うかもしれません。そこで今回は、人とAI翻訳の違いや選択方法について解説します。

 

人に翻訳を任せるメリット・課題、AIとの組み合わせ方法な

ども解説しますので、翻訳依頼に迷っている企業・担当者の方はぜひ参考にしてみてください。人とAIの活用方法を把握できれば、プロジェクトにかかるコスト・人的リソースの削減にもつながります。

 

人(翻訳者)とAI翻訳の基本的な違いとは?

人とAI翻訳、その基本的な違いについて、翻訳プロセスや精度から解説します。

 

人(翻訳者)とAI翻訳プロセスの比較

人とAI(人工知能)による翻訳について、プロセスの違いを比較してみましょう。

 

<人の翻訳プロセス>

  1. 原文から文脈を読み取る
  2. 文脈をもとに歴史や環境などの背景も含めて訳文を導き出す
  3. 言葉のニュアンスや言葉遣いを調整し翻訳する

 

<AIの翻訳プロセス>

  1. コンピューターにテキストデータを読み込ませる
  2. AIによる処理が行われ、翻訳結果が自動的に出力される

 

人による翻訳は、文章に記載された単語や文法だけではなく、その背景まで読み取って翻訳します。すべて人力で行うため時間はかかるものの、微妙なニュアンスも調整可能です。

 

一方、AIは文法や単語などのルールに基づき、機械的に文章を翻訳して作成します。AIのモデルにより処理方法は異なり、中には学習を続けながら精度を向上させるAIもあります。

 

人(翻訳者)とAI翻訳の質

人とAIでは、文章の背景やニュアンス、言葉遣いなどで翻訳の質に差があります。前述したとおり、人は文章にかかれた歴史的背景や環境なども考慮して翻訳します。そのため、読み手にとって適切な言葉を選んで翻訳することが可能です。

 

一方、AIは文化や歴史などを考慮した翻訳は苦手です。単語・文脈のニュアンスを正確に読み取れず、一読すると違和感のある文章や誤訳が出力されるケースもあります。

 

それぞれの特徴を理解したうえで、使い分けることが大切です。

 

人(翻訳者)のメリットと課題

どの部分でAIを使うべきなのか判断できるよう、人による翻訳のメリットと課題について解説します。

 

文化的ニュアンスと専門用語への対応

人による翻訳のメリットは、文章の正確性です。翻訳者により多少の差はあるものの、人は文化的なニュアンスや専門用語も考慮して翻訳できます。

 

たとえば、「report to」は「提出する」という意味がありますが、「報告」や「指示を仰ぐ」といった意味もあります。「Who do you report to?」は直訳すると「誰に提出するか?」となるものの、ビジネスシーンにおいては「あなたの上司は誰?」と翻訳できます。

 

このように人は文章の背景・ニュアンスなども汲み取れるため、対応力が優れていると言えるでしょう。

 

時間とコスト:人の翻訳の制約

人による翻訳は、時間とコストがかかります。たとえば、翻訳家・業者などへ翻訳を依頼した場合、1文字あたり約15~20円、3,000~5,000文字で納品まで5営業日ほど必要です。

 

一方、AI翻訳はその場で翻訳結果が出力されるほか、無料版もリリースされています。人の翻訳に比べると、時間・コストどちらもかかりません。

 

人の翻訳には時間・コストの制約があるため、プロジェクトにおける資金・工数などのリソースを考慮したうえで翻訳を依頼しましょう。

 

プロジェクトにおける翻訳方法の選択

人とAI、翻訳方法は文章のジャンルに応じて選択しましょう。

 

<人の翻訳を選ぶケース>

  • 文学や映画など繊細な表現が使われる文章
  • 法律や医療など専門的な知識が求められる文章

 

<AI翻訳を選ぶケース>

  • 定型文が多いマニュアル・取扱説明書
  • 事務作業などに関わるビジネス文書

 

AI翻訳の中には、法律や医療など専門分野の文章を翻訳できるモデルもあります。しかし、100%の精度で翻訳できるわけではないため、細かなニュアンスは人が判断しなければなりません。

 

AIに翻訳を任せる場合は、一般的な表現が多い文章を任せましょう。

 

まとめ

人とAI翻訳の主な違いは、翻訳される文章の精度と時間・コストです。人は歴史や文化などの背景を読み取り翻訳できますが、AIは指示された内容でしか翻訳できません。

 

しかし、AIは大量の文章を数十秒で翻訳・出力できるため、作業効率の良い手段と言えます。それぞれの特徴を踏まえ、使い分けを行うことで、業務効率アップやコスト削減などにつながるでしょう。

 

「ブライト章」では、数十人のネイティブ翻訳者が在籍し、多言語の翻訳をカバーしています。ナレーションや字幕、文章など多彩なジャンルにも対応しているので、高精度な翻訳を提供可能です。AIでは対処しきれない翻訳を任せたい企業・担当者様は、ぜひブライト章までご連絡ください。

 

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